Profileプロフィール
撮影:三浦興一
舞台俳優
奥野 晃士Akihito Okuno
2000年よりSPAC-静岡県舞台芸術センターに所属。
主な出演作品に、鈴木忠志演出『イワーノフ』(イワーノフ役)、宮城聰演出『夜叉ヶ池』(山沢学円役)『寿歌』(ゲサク役)など。また Noism 金森穣演出振付の劇的舞踊『カルメン』(学者・メリメ役)や Noism0『愛と精霊の家』への出演で、舞踊と演劇のジャンルを超えた新たな取り組みへの参加でも注目を集める。
さらに大岡淳が毎回演出を手がけたSPACロビー企画「朗読とピアノの午後」の公演活動をもとにオリジナル表現「動読(どうどく)」に発展させ、チェリストの長谷川陽子さんとの『セロ弾きのゴーシュ』、ピアニスト仲道佑子さんとの『夢十夜』などでも評価を得る。
「リーディング・カフェ」「フェスティバル・バー」など自ら立案した新企画や、「ふじのくに歴史演談お寺ツアー」など、地元の歴史に焦点を当てた企画も好評。
14年よりスイスに移住し、舞台演出、出演の他、演劇講師としても高く評価される。18年には静岡県立大学より地域みらいづくりフェローの称号を授与される。2021年に SPAC入団20周年記念冊子『衆生皆役者〜Artistic Trickle-Down〜』を出版。
『武士道と舞台芸術は本質的に合一である』というポリシーのもと、スズキ・トレーニング・メソッドをベースに『武芸一如の演技術』を目指す。