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北斎は絶対に片倉に来た!〜少女のひらめき、絵画史を動かす〜
今、葛飾北斎は世界的なブームの只中にあります。 中でも「神奈川沖浪裏」をはじめとする《冨嶽三十六景》は、ロンドン大英博物館をはじめ世界中の美術館で高い評価を受け、日本文化の象徴として語られ続けています。 そして――その北斎が「富士を描いた場所」が、富士市から描かれたと考えられている北斎作品は三点。 もしかしたら代表作であるか通称「赤富士」と呼ばれる『凱風快晴』も、NHKの調査結果では富士市から描かれたという説に落ち着きました。 今では富士市片倉から描いたことが立証された《駿州片倉茶園ノ不二》は、長年「徳倉から描いた説」が通説とされていました。 しかしそれを覆すきっかけは、一人の富士市民が小学二年生のときに抱いた、小さな閃きでした。「片倉って……私の家がある地名と同じじゃない?」大人たちに取り合われることなく、胸の奥にしまい込まれたその思いは、半世紀の時を経て、ついに絵画史を動かす力となります。 本作は、実在の富士市民・木内陽子さんの半生を軸に、周囲の無理解や嘲笑を跳ね除け、少女時代の閃きを信じて自ら先頭に立って困難をものともせずに立証する活動を始め奇跡を手繰り寄せる話です。これは単なる伝記でも、美術史の解説でもありません。「一人の市民の情熱が、世界とつながる物語」です。
小学二年生の木内陽子は、戦後間もない頃に目にした一枚の浮世絵に心を奪われる。 《駿州片倉茶園ノ不二》「片倉」という地名が、自分の住む地域と同じであることに気づいた少女は、翌日、高鳴る胸の鼓動を抑えながら前日の大発見を教師に投げかける。しかし返ってきたのは、冷たい一言だった。それ以来、陽子は多くを語らず、学業に励み、教師としての人生を歩む。やがて定年退職を迎えるが、教師として毎日学校に通っていた半生を振り返りながら、ふとした瞬間、半世紀前のひらめきが胸の奥から蘇る。「やっぱり、あの絵は片倉から描かれたのではないか?」彼女は仲間を集め、「富士市に残る北斎の足跡を辿る会」を立ち上げ,資料調査、聞き取り、理解者を募るために役所を始め各所に足を運んで訴える。時に冷笑を浴びながらも、歩みを止めない日々が続いたが、そんなある日、山梨県の博物館で一冊の図録と出会い、研究者・西川広平准教授の記述によって、片倉説は学術的な裏付けを得ていく。在来茶のDNA研究、静岡大学お茶サークル「一煎」との出会い、パリ日本茶コンクールでの銅賞受賞――。少女のひらめきは、やがて地域の誇りとなり、世界へとつながっていく。
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| 場所 |
タリーズコーヒー富士市中央公園店(富士市蓼原町1822) |
| 料金 | 参加費:2,300円(本日のコーヒー “トール” 付き)50名程度 |
| お申し込み情報 |
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日時:2026年2月27日(金)19:00 開演(18:30 開場)
https://forms.gle/TqVdFqkERLVZPq3U7